2007年03月30日

世界のピアノメーカー

今日は、世界のピアノメーカーについて、紹介します。
まずは、国別の主要メーカーです。(ここではは、名前の響きだけでも、覚えてください♪後日、各メーカーについて、もっと詳しく説明することがあります。)

 【ドイツ】スタインウェイ(ハンブルグ)。べヒシュタイン。ブルーツナー。フォィリッヒ。グロトリアン。シンメル。チンメンマン。ザウター。ザイラー。レーニッシュ。イバッハ。シュタイングレーバー。
【オーストリア】ベーゼンドルファー
【イギリス】ジョン・ブロードウッド
フランス】ラモー。(エラール、プレイエル、ガボーはドイツで生産。)
イタリア】ファツィオリ。フルシュタイン。
【チェコ】ペトロフ。
【アメリカ】スタインウェイ(ニューヨーク。ボールドウィン。キンボール。ソーマー。ウーリッツァー。
【日本】ヤマハ。カワイ。ディアパーソン。アポロ。アトラス。シュベスター。ボストン(アメリカ・スタインウェイ社)。
韓国】ヤンチャン。サミック。デーウー。

 本日は、この中でも、特に愛されて有名な、スタインウェイについて説明します。

 「スタインウェイについて」
ピアノを弾く人にとっては、誰もが一度は憧れるのが、スタインウェイのピアノですね。弾く人にとっても、聴く人にとっても、魅力的なピアノは、どう造られているのでしょうか?

スタインウェイは、その構造において、数々の特許を取得しています。
その構造は、「スタインウェイ・システム」と呼ばれています。
例えば、低音域の弦のまとまりと高音域の弦のまとまりを、交叉させて張る「交叉弦」の構造です。
また、ピアノという楽器全体に、弦の響きを伝える為に、ピアノの裏に「サウンドベル」という金属が取り付けられています。これによって、響板の振動を楽器全体に伝えます。(弾いているときに楽器と体が一体感を感じられるのは、このおかげでしょうか?)
その他、(詳しい説明は省きますが、)「デュープレックス・スケール」という弦の張り方により、倍音の響きを豊かにしています。 

このピアノを一言でいうと、「造るまでに、決して近道していない」ピアノだと感じました。それは、数々の特許を知れば知るほど、長い年月をかけて真摯に音を追求してきた事を感じさせられます。何事も合理化して画一化する事が、世の中にとって企業にとって最優先とされる時代を生きていて、古き良き時代の「近道しない真剣さ」に、感動させられました。   







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posted by ヒロシ at 13:31| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

ピアノの個性

一言で「ピアノ」と言っても、それぞれのメーカーで、音色やタッチが違います。
その為、調律を行うときには、それぞれのピアノとって、一番良い状態にメンテナンスを施してあげることが、本当の調律作業です。
余談ですが、最近では、ビジネスの場面で「コーチング」という言葉をよく耳にします。
コーチングとは、「人を育てるための一つの方法」です。具体的には、コーチングを施す側が、される側に対して、意志・その人の性格・本音を、コミュニケーションから引き出してゆきます。そこから、本人にとって最適な仕事のペースや最適なフィールドを共に探ってゆきます。そうすることで、本人にとって最大限の能力を発揮できる状態をキープすることを可能にします。
ピアノ調律師もまた、ピアノの本当の声に耳を傾けて、その個性を最大限に生かしあげるようにならなければいけないですね!★
メンテナンスするピアノが、最も輝きを放てる状態にしてあげられるように、ピアノと会話して(?)、コーチングを施せる調律師になれるよう、日々精進してゆきます。
posted by ヒロシ at 16:41| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月27日

ピアノ調律の基本作業(3つ)

(少し小難しい話になりますが、できるだけ噛み砕いて説明しますので、どうか最後までお付き合いください★) 
ピアノ調律の基本作業は、次の3つに分類されます。
1 調律
2 整調
3 整音
 
一見、どれも同じような作業に思えますが、それぞれ、美しい音を創るのに欠かせない、別々の作業工程なのです。
ピアノの調律をお願いするとき、次の3つの知識を頭にいれて置くと、調律師さんに、上手く注文内容が伝わるかもしれませんね!★
 
1 調律とは・・・?
一般的に、ピアノのメンテナンスは、まとめて「調律」と呼ばれますが、詳しくは、作業工程の一部分です。
調律とは、「音の高さを調節して音階を作る事」です。弦の張力を調律ハンマーを使って調整加減
しながら、音楽の法則にしたがって音階を作ります。ピアノ調律の3作業の中でも、最もこの作業が重要ですね。(音階が狂っていては、その後、どんなにタッチや音質を整えても、美しい音楽のハーモニーが生まれないからです。)
 
2整調とは・・・?
さて、「調律」という言葉は聞いたことがあっても、「整調」や「整音」という言葉は初耳!という方も多いのではないでしょうか?
整調とは、鍵盤に指で触れてから、内部のハンマーが弦を叩くまでの距離や重さを調整することです。また、ペダルの調整もこの作業に含まれます。ピアノは、弦楽器や管楽器と違い、指先だけで感情表現やエネルギーの表現を行う楽器です。その為、指先からの表現が最大限にピアノから発せられるように、メンテナンスを行う必要があるのです。特に、近代フランス印象派のドビュッシーの曲を表現する場合、まるで薄く淡い色彩を表現する為、整調が十分になされていないピアノでは、繊細な表現が不可能という話を聞いたことがあります。
 
3整音とは・・・?
ピアノによって、「このピアノ硬い音だなぁ」とか、「このピアノやわらかい音だなぁ」とか、感じたことはありませんか?その、音の性格をコントロールするのが、整音の作業です。では、どのように音色を作るのかというと、主に、ハンマーフェルト(弦を打つハンマーに、巻かれているフェルト)の部分に作業を施します。これによって、音色が変わります。
しかし、長く調律を行っていないピアノでは、「調律」⇒「整調」という重要な作業がメインとなり、なかなか「整音」に時間をかけられないという話を聞いたことがあります。自分の好みの音色を作ってもらう為には、調律を頻繁に行い、「整音」の作業を行う余裕を調律師さんに持たせてあげましょう。
 
本日は、調律の基本作業を説明させていただきました。調律師さんとのコミュニケーションがうまくいくことを、祈っております。
posted by ヒロシ at 16:27| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

古くて暖かいもの

古くて暖かいもの、古くなればなるほど暖か味を増すものといると、幸せだと思います。
買い物をする時、「これと自分は、一生を共に過ごしてゆけるだろうか?」なんて考えてしまいます。(少し大げさですが・・・)

今、お気に入りのコートとは、かれこれ5年の付き合いです。こんなに動きが激しい自分と、よくこんなに長く付き合ってくれていると思います。決して、値段が高くて高級なものでは無いのですが・・・、ただ、買うときは何度も試着して、「これだ・・・!」と決めた事を覚えています。本当の価値とは、定価とかブランド名で、判断できないのかもしれない。ブランド名とか定価とか、偽りの装飾を取り除いたとき、そのものの本当の価値がわかるのかな・・・。

自分が残す音楽が、時代を超えて人の心を暖められるように・・・、
見栄や競争を抜きにした音楽を創りたい。
posted by ヒロシ at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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